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第二世代低用量ピルのトリキュラーを使った避妊の仕組みを解説します

カプセルを持っている女性

トリキュラーは、第二世代の低用量ピルながら販売から40年以上が経過しており、世界で初めての三相性タイプとなっています。日本では1999年に承認され使用が開始され始めました。トリキュラーの最大の特徴は3段階でホルモンの量が変化することであり、このことによって女性ホルモンの総量を減らしても生理の周期をコントロールし、高い避妊効果を得ることができました。臨床試験でもトリキュラーを継続して毎日服用した場合、99%の確率で避妊に成功し、残りの1%は薬の服用を3回以上忘れてしまったため妊娠をした人となります。つまり1日1回1錠を決められた時間に継続して服用をしていた人は、避妊に成功したということがわかっています。

トリキュラーによって避妊できる仕組みは、黄体ホルモンであるレボノルゲストレルと、エチニルエストラジオールを体内にとりいれられると視床下部に伝達され、ホルモンの分泌を調整し始めます。その結果、性腺刺激ホルモンの分泌も抑えられてしまい黄体形成ホルモンが分泌されなくなるので、排卵が起こらなくなります。さらにトリキュラーに含まれる2種類の女性ホルモンの血中濃度が上昇することによって、いつもとは違うホルモンバランスだと認識をし、子宮内膜が着床しやすい厚さまで成長できなくなってしまうので、たとえ受精卵が子宮に到達したとしても着床することができずそのまま排出されてしまいます。このホルモンバランスの変化は子宮の頸管部分から出ている粘液の粘り気を増す作用もあるので、子宮内に精子が入り込むのを防ぐこともできます。

トリキュラーの場合、効果が出始めるのは、服用して1週間後になりますが、効果が現れたのと同じ時期に避妊を行うことが可能です。服用している期間中は避妊効果や月経困難症の改善効果が継続されていますが、トリキュラーの服用をやめた場合2ヶ月ほどして通常の生理が戻り、そのあとは妊娠できるようになります。このことも臨床試験にて結果が出ており、多くは60日以内に生理が戻っており、早ければ30日以内に戻る人も多いことがわかりました。長くても3ヶ月後には戻っているので、トリキュラーを服用していても不妊になることはありません。

高い避妊効果があるトリキュラーは他の低用量ピルと異なり、日数によって服用する成分が異なります。避妊効果を得るには、赤色、白色そして黄色と順番に薬を服用する必要があり、その後7日間の休薬期間を設ける必要があります。